どうも!ぼんたつです!
「子供の分もマイルで特典航空券を取ろう!」と考えている方、ちょっとだけ立ち止まってほしいんです。実は子供に特典航空券を使うと損をするケースがかなり多いってご存知でしたか?この記事では、ANA国際線を例に路線別のシミュレーションで「マイルは誰に使うべきか」を具体的な数字で解説します。読み終わる頃には、家族旅行のマイル戦略がスッキリ決まるはずですよ!
子供の特典航空券が「損」になる仕組み

まず、なぜ子供に特典航空券を使うと損になりやすいのか、その仕組みを説明しますね。
ポイントはたった2つです。
- 特典航空券の必要マイル数は、大人も子供も同じ
- 現金運賃には子供割引がある
一方、現金で航空券を買う場合は、国際線で子供運賃が大人の約75%になるケースが多く、国内線でも大人の約75%になります(ANAは2024年に小児運賃を廃止し「小児ディスカウント」として各運賃の25%引きに変更)。
つまり、同じマイルを使っても、子供に使った場合は「マイルで浮かせられる金額」が少なくなってしまうんですよね。
ここで大事になるのが「マイル単価」という考え方です。計算はシンプルで、
マイル単価 = 現金運賃(運賃部分) ÷ 必要マイル数
たとえば、大人の運賃が85,000円で必要マイルが40,000マイルなら、1マイルあたり約2.1円の価値。子供の運賃が65,000円なら、同じ40,000マイルでも1マイルあたり約1.6円の価値にしかなりません。
同じマイルなのに、誰に使うかで価値が変わる。これが「子供の特典航空券は損」と言われる理由なんです。
ちなみに、2歳未満の幼児で膝上利用の場合は、大人の必要マイル数の10%で済むので、これは例外ですよ!
【路線別】子供に特典を使うと何円損する?シミュレーション表
ここがこの記事のいちばん大事なところです!路線ごとに、大人と子供でマイル単価がどれくらい違うのか、具体的に見ていきましょう。
シミュレーションの前提条件
- 2026年時点のANA国際線特典航空券の必要マイル数チャートを参考に算出
- 燃油サーチャージ・諸税は特典航空券でも現金購入でも同額かかるため、運賃部分のみで比較
- 子供運賃は大人の約75%として計算(路線・運賃種別により変動します)
- すべてエコノミークラス・往復・レギュラーシーズンの想定
路線別シミュレーション
| 路線 | 必要マイル(往復) | 大人運賃 | 子供運賃 | 大人マイル単価 | 子供マイル単価 | 差額(損失) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 東京⇔ソウル | 20,000マイル | 50,000円 | 38,000円 | 2.5円 | 1.9円 | 約12,000円 |
| 東京⇔バンコク | 35,000マイル | 80,000円 | 60,000円 | 2.3円 | 1.7円 | 約20,000円 |
| 東京⇔ホノルル | 40,000マイル | 85,000円 | 65,000円 | 2.1円 | 1.6円 | 約20,000円 |
※運賃は2026年時点の参考値です。実際の金額は時期・予約タイミングにより変動します。
どの路線でも、子供にマイルを使った場合の方がマイル単価が低い=損しているのがわかりますよね。
特に近距離のソウル線は、もともと現金運賃が安いぶん、マイルの「うまみ」が薄くなりがちです。一方、中〜長距離のバンコク線やハワイ線は運賃が高いぶんマイル単価は上がりますが、それでも子供に使うと大人に比べて1人あたり約2万円分の損失が出てしまいます。
なお、ハワイ線は2025年6月の改定でハイシーズンの必要マイル数が大幅に増加しています。エコノミー往復で最大65,000マイル必要になるシーズンもあるので、予約前にANA公式サイトで最新のマイルチャートを必ず確認してくださいね。
家族4人旅行で比べる!マイルの使い方パターン別コスト比較

「じゃあ実際に家族旅行だとどれくらい差が出るの?」という疑問にお答えします!ハワイ線(東京⇔ホノルル)を例に、マイルの使い方を3パターンで比較してみましょう。
3パターンで比較
前提条件: 家族4人(大人2人+子供2人)、マイル残高80,000マイル、レギュラーシーズン
パターンA:大人2人を特典、子供2人を現金
- マイル消費:40,000 × 2 = 80,000マイル
- 現金支払い:子供2人分 = 65,000 × 2 = 130,000円
- マイルで浮いた金額:大人2人分 = 85,000 × 2 = 170,000円
パターンB:大人1人+子供1人を特典、残りを現金
- マイル消費:40,000 × 2 = 80,000マイル
- 現金支払い:大人1人+子供1人 = 85,000 + 65,000 = 150,000円
- マイルで浮いた金額:85,000 + 65,000 = 150,000円
パターンC:全員特典
- マイル消費:40,000 × 4 = 160,000マイル(今回のマイル残高では足りない!)
同じ80,000マイルを使っても、パターンAの方がパターンBより2万円もお得になります!子供に特典を回した分だけ、そのまま損失になる構造なんですね。
迷ったときの判断フローチャート
自分の場合はどうすればいいか迷ったら、この3ステップで判断できます!
- マイル残高を確認 → 大人全員分の特典航空券を取れるか?
- 取れるなら → 大人を優先して特典に。子供は現金購入
- 取れないなら → マイル単価が高い人(基本は大人)から順に特典を割り当て
シンプルですよね!
子供に特典航空券を使っても「アリ」な3つのケース

「損しやすい」とはいえ、子供に特典を使う方が合理的な場面もあります。以下の3つのケースは覚えておくと便利ですよ!
1. マイルの有効期限が迫っている
失効させてしまうくらいなら、マイル単価が多少下がっても使った方がマシです。「0円の価値」になるよりは、1.6円/マイルでも1.0円/マイルでも使い切る方が賢い判断ですよね。
なお、家族でマイルを合算して有効活用したい方は、ANAファミリーマイルという仕組みもあります。詳しくはANAファミリーマイルの損益分岐点と併用術で解説していますので、あわせてチェックしてみてください!
2. 子供割引がほとんどない路線・運賃
LCCや格安運賃クラスでは、そもそも大人と子供の運賃差がほとんどないケースがあります。大人と子供の運賃が同額に近ければ、マイル単価の差も小さくなるので、子供に特典を使っても損にはなりにくいです。
3. ANA片道特典+LCCの組み合わせで柔軟に使いたい
2025年6月からANA国際線特典航空券が片道でも発券可能になりました!「行きはANA特典、帰りはLCC」のような柔軟な使い方ができるので、マイルが中途半端に残っている場合でも片道分だけ活用できますよ。
ただし別発券になるため、以下の点にはご注意を:
- 遅延・欠航時の振替や救済は原則なし
- 荷物のスルーチェック(通し預け)は不可
- 子連れの場合、空港での移動・再チェックインの手間が増える
子連れの場合は特に、乗り継ぎ時間を多めに取るか、別日にして1泊挟むのが安心です!
予約前3分チェック!損しないための計算手順
最後に、自分のケースで「マイルを誰に使うべきか」を判断する実践手順をまとめます。慣れれば3分もあれば十分ですよ!
- ANA(またはJAL)公式サイトで、同じ日程・路線の現金運賃を「大人」「子供」それぞれ検索
- 特典航空券の必要マイル数を確認(大人=子供で同じ数)
- 大人の「運賃 ÷ マイル数」を計算 → 大人のマイル単価
- 子供の「運賃 ÷ マイル数」を計算 → 子供のマイル単価
- マイル単価が高い方(=ほぼ大人)から優先して特典に回す
子供分の運賃は現金購入に加えて、クレジットカードのポイントを充当して支払う方法も検討してみてください。たとえばJCBの新ポイント「J-POINT」なら、貯めたポイントを旅行費用に充てることもできますよ。
【ポイント】毎回計算するのが面倒な方は、ざっくりこれだけ覚えておけばOKです。「子供割引が効く路線では、まず大人からマイルを使う!」 これだけで大きく損することはなくなりますよ!
まとめ
この記事のポイントを振り返りましょう!
- 子供の特典航空券は必要マイル数が大人と同じなのに、現金運賃には子供割引があるためマイル単価が下がりやすい=損しやすい
- ハワイ線のシミュレーションでは、同じ80,000マイルでも「大人を特典、子供を現金」にするだけで約2万円お得に
- マイル失効間近や子供割引がない路線など、子供に特典を使っても「アリ」なケースもある
- 予約前に大人・子供それぞれのマイル単価を計算して、誰にマイルを使うか判断しよう
家族旅行のマイル戦略は「大人を特典、子供を現金」が基本です。これを知っているだけで、同じマイル数でも旅行にかかるお金がグッと変わってきますよ!
気になった方は、次の旅行計画でぜひこの計算を試してみてくださいね。それでは皆さまよい旅を!